LEDエクステとは、LEDライトを使ってまつげエクステ(通称「まつエク」)のグルーを瞬時に硬化させる新しい技術です。従来のエクステよりも短時間で施術が完了し、持ちもよく、においや刺激が少ないというメリットがあると話題になっています。しかし一方で、「LEDエクステって目に悪いのでは?」「紫外線を使ってるって聞いたけど安全なの?」といった不安を持つ方も少なくありません。この記事では、一般消費者の方が安心してLEDエクステを選べるように、その安全性や注意点、実際に気をつけるべきポイントなどを分かりやすく解説していきます。
LEDエクステの仕組みと従来のまつエクとの違い
LEDエクステとは、LEDライトを照射して専用のジェルグルーを硬化させる方式のまつげエクステ技術です。従来のまつエクでは、空気中の湿度と温度に反応して硬化するシアノアクリレート系のグルーが主流でしたが、LEDエクステではそれとは異なる光硬化型グルーを使用します。この光硬化型グルーは、LEDの特定の波長の光に反応して瞬時に硬化するため、従来よりも装着時間が短縮されるほか、硬化が安定していることから持続力も高まる傾向にあります。
また、LEDエクステでは揮発性の成分を含まないものが多く、刺激臭がほとんどない点も特徴のひとつです。従来のまつエクで目にしみたり涙が出たりしていた方には特に好評です。施術後すぐに洗顔や入浴ができるのも魅力で、生活への影響が少ないというメリットもあります。
なぜ「目に悪い」と言われるのか?その理由とは
LEDエクステが「目に悪い」と言われる原因は、主にLEDライトの光の性質に関係しています。LEDエクステで使用されるライトは、UV(紫外線)を含む波長の光を発することが多く、これが目に長時間照射されることで角膜や網膜にダメージを与える可能性があると指摘されています。特に、波長が365nm〜405nm付近の近紫外線(UV-A)に属する光は、人間の目にとって長時間の暴露が望ましくないとされています。
また、まつエク施術中は目を閉じているとはいえ、まぶたは薄く、完全な遮光とはいえません。そのため、照射時に光がわずかに透過し、じわじわと目にダメージを与える可能性もあるのです。さらに、施術者の技術が未熟だった場合、誤ってLEDライトが直接目に当たることも考えられます。これらのリスクが、「LEDエクステ=目に悪い」というイメージにつながっているのです。
実際にどんなリスクがあるのか?眼科医の見解と症例
実際にLEDエクステによる目のトラブルは、まれではあるものの報告されています。眼科でよく見られるケースとしては、「結膜炎」「角膜炎」「ドライアイの悪化」などがあります。強い光が目に入ることで、目の表面の細胞が軽度の火傷のような状態になったり、涙の分泌が乱れたりすることがあります。また、施術後にまぶしさや目の痛み、乾燥感などを訴える人も見受けられます。
眼科医の中には、LEDライトの照射時間が長すぎる、ライトが直接目に当たったなど、施術上のミスが原因と考える専門家もいます。そのため、LEDエクステそのものが危険というよりも、「施術方法によってリスクが高まる」というのが正しい認識でしょう。正しい知識と技術を持ったプロが丁寧に施術すれば、リスクは最小限に抑えられるといえます。
安全に施術を受けるためのポイントとは?
LEDエクステを受けるにあたって大切なのは、信頼できるサロンを選ぶことです。まず確認したいのは、施術者がLEDエクステの専門講習を受けているか、また使用しているグルーやライトが日本国内の安全基準を満たしているかどうかです。最近では、LEDライトに遮光カバーがついていたり、照射角度を細かく調整できる器具も出てきており、目への影響を最小限にする工夫がなされています。
また、施術中にまぶたにしっかりとアイパッドが貼られているか、ライトが目に向かって照射されていないかなど、安全対策がきちんとなされているかをチェックしましょう。施術中に少しでもまぶしさや不快感を感じた場合は、遠慮せずにスタッフに伝えることが大切です。自分の目を守るのは自分自身です。
家庭用LEDエクステキットには要注意
最近では、家庭用のLEDエクステキットが通販などでも手軽に購入できるようになっていますが、これは特に注意が必要です。家庭用キットでは安全面の配慮が不十分なものも多く、光の強さが強すぎたり、遮光機能が不十分だったりすることがあります。また、素人が自己流で施術を行うと、目に直接光が当たってしまう可能性も高くなります。
さらに、目の周囲の皮膚は非常に繊細なため、誤った使い方をすると皮膚炎や腫れの原因にもなりかねません。家庭用だからといって安易に使用せず、できる限りプロによる施術を受けることをおすすめします。特に目の健康に不安がある方や過去にまつエクでトラブルを経験した方は、自己判断せずに専門家のアドバイスを仰ぎましょう。
こんな人はLEDエクステを避けた方がよい場合も
目の健康状態によっては、LEDエクステの施術を避けた方がよいケースもあります。例えば、ドライアイの症状がひどい方、過去に光線過敏症と診断されたことがある方、目の手術後で回復期間中の方などは、LEDの光により症状が悪化するリスクがあるため注意が必要です。また、まぶたの皮膚が薄い方や敏感肌の方も、光照射による熱や刺激でトラブルが起こる可能性があります。
こうした方は、LEDエクステではなく従来のまつエクや、まつげ美容液による自然な育毛ケアなど、別の選択肢を検討してみてもよいでしょう。サロンでカウンセリングを受ける際には、目の状態や肌質などについて正直に伝え、不安な点は事前に相談しておくことが大切です。
まとめ:LEDエクステは正しく使えば安全。でも過信は禁物
LEDエクステは、正しい方法で安全に施術すれば非常に便利で快適な技術です。硬化が速く、持ちもよく、目に優しいグルーが使用されているなど、メリットも多くあります。しかし、その一方で、光の取り扱いを誤ると目にダメージを与えてしまうリスクもあるため、過信せず、慎重に利用することが大切です。
信頼できる施術者と設備、きちんとしたカウンセリング、安全性の高い機材――これらがそろってこそ、LEDエクステは本領を発揮します。これからLEDエクステを試してみたいという方は、この記事の情報を参考にしながら、自分の目を守りつつ、きれいなまつげを楽しんでくださいね。
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