まつげエクステは今や多くの人にとって欠かせない美容習慣となっています。その中でも近年話題を集めているのが「LEDまつエク(LEDエクステ)」という新しい技術です。LEDライトによってグルー(接着剤)を硬化させるこの方法は、施術時間の短縮や持ちの良さが魅力ですが、一方で従来とは異なる特有のリスクも存在します。
この記事では、LEDまつエクのメリットに惑わされず、安全に施術を受けるために知っておくべき「LEDまつエク リスク」について、一般の方でもわかりやすく、そして詳しく解説していきます。
LEDまつエクとはどんな施術?特徴と仕組みを理解しよう
LEDまつエクとは、LEDライトを使って瞬時に専用グルーを硬化させるという新しい技術です。通常のまつエクでは、空気中の水分と温度の影響でグルーが自然乾燥するまで時間がかかることが一般的でしたが、LED方式ではこの時間を大幅に短縮できます。また、LEDまつエクのグルーは耐水性・耐油性に優れ、持ちが良いとされているため、シャワーや洗顔後もすぐに安定しやすく、忙しい方にとっては利便性の高い選択肢です。
このように技術的には進化しているものの、LEDライトの照射や特殊な成分を含むグルーの使用には注意が必要です。見た目の仕上がりの美しさや利便性ばかりに目を向けるのではなく、健康への影響や施術中の安全性にも目を向けることが重要です。
LEDライトによる皮膚や目への影響
LEDまつエク最大の特徴である「LEDライトの照射」は、同時に最大のリスク要因でもあります。使用されるライトには紫外線を含む波長のものもあり、まぶたの薄い皮膚や目の粘膜に直接影響を与えることがあります。紫外線に長時間さらされると、皮膚の老化が進行しやすくなることや、皮膚炎のリスクが高まることが医学的にも指摘されています。
さらに問題となるのが、照射の位置や時間が適切でない場合です。施術者の知識や経験が不足していると、照射角度がズレたり、必要以上に長時間照射されたりすることがあります。これにより、角膜への刺激や一時的な視覚障害(光がちらつく、まぶしさが残るなど)を訴える人もいます。まぶたがチクチクする、赤く腫れるといった症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受ける必要があります。
正しい方法であれば問題の少ない技術ですが、安心して施術を受けるためには、十分な遮光処置(アイシールドの装着など)がされているかを必ず確認し、万が一の際に迅速に対応してもらえる体制が整っているサロンを選ぶことが重要です。
LED専用グルーによるアレルギー反応の可能性
LEDまつエク専用のグルーは、UV硬化型の成分が配合されており、従来のシアノアクリレート系のグルーとは化学的性質が異なります。これにより、施術時の揮発臭が少なく、肌にやさしいといわれる一方で、新しい成分によってアレルギー反応が出るケースも存在します。
実際に、まぶたの腫れ、かゆみ、皮膚のかぶれ、眼球の充血などの症例は報告されており、体質的に化学物質に敏感な方や、以前にまつエクでアレルギーを起こしたことがある人は特に注意が必要です。特に初めてLEDまつエクを受ける場合には、必ずパッチテストを行ってから施術を受けることをおすすめします。
また、グルーの使用期限や保管状況も仕上がりや肌への影響に直結します。光に弱いグルーが劣化していると、刺激が強くなることもあるため、管理体制の整っている信頼性の高いサロンを選ぶようにしましょう。グルーの種類や成分について明示してくれるサロンは安心感があります。
機器の不具合や技術不足によるトラブル
LEDまつエクに使用する機器は、照射時間や波長、照射角度などが極めて重要で、精密な制御が必要とされます。導入間もないサロンでは、機器の扱いに不慣れなスタッフが施術を行っていることもあり、そうした場合には施術ミスが起こるリスクが高まります。
たとえば、照射が不均一であればグルーがしっかり硬化せず、数日でエクステが取れてしまうといった問題が起こります。また、照射時間が長すぎると熱を感じることもあり、やけどに近い症状を起こすことも考えられます。さらに、LED機器自体に不具合があれば、照射ムラや異常発熱の原因にもなりかねません。
このようなリスクを回避するためにも、施術者がどのような講習を受け、どれほどの施術経験があるのかを事前に確認しておくことは非常に大切です。スタッフの技術レベルや教育体制についてオープンに情報提供してくれるサロンは信頼度が高いといえるでしょう。
長期使用によるまつげや皮膚への影響
LEDまつエクはその「持ちの良さ」から、つい何ヶ月も連続でつけ続けてしまう人が多くいます。しかし、まつげエクステはあくまで人工的に毛を付ける技術であり、自まつげには一定の負担がかかります。グルーで接着された人工毛の重みや、常に引っ張られている状態が長期間続くと、自まつげが細くなったり、生えにくくなったりする原因になります。
また、まつげの生え際やまぶたの皮膚も慢性的な刺激にさらされるため、赤みや炎症、皮膚の色素沈着などが起こる可能性もあります。LEDまつエクではグルーの定着力が高いため、オフの際に無理な力がかかることも少なくなく、自まつげがごっそり抜けてしまうというトラブルも報告されています。
まつげや目元の健康を守るためには、定期的な休息期間を設け、自まつげの状態を確認することが不可欠です。さらに、まつげ美容液などを活用して、栄養を補いながらケアする習慣も同時に取り入れていくとよいでしょう。
サロンの衛生管理がもたらすリスク
美容サロンでの衛生管理は、施術の品質と安全性を左右する非常に大きな要素です。特に目元は皮膚が薄く、粘膜も近いため、わずかな不衛生が炎症や感染症の原因となります。LEDまつエクでは照射機器、グルーの容器、ツイーザーなど複数の器具を使うため、それらの管理が行き届いていなければ、目の病気や皮膚トラブルにつながることは避けられません。
実際に、まつエク後にものもらいや結膜炎を発症したケースもあり、その多くがサロンの衛生環境に起因していると考えられています。器具の消毒が不十分、手指のアルコール消毒を徹底していない、施術中にマスクを着用していないなど、些細なことの積み重ねが大きなトラブルに発展することもあるのです。
衛生対策が万全なサロンは、その点を明確にアピールしていることが多く、店内に清潔感があるか、使い捨て製品を適切に使用しているか、カウンセリングで体調の確認をしているかなども、信頼性の判断材料になります。
LEDまつエクを安全に楽しむための心がけ
LEDまつエクのリスクを最小限に抑え、安全に美容を楽しむためには、いくつかの心がけが必要です。まず大切なのは「自分の体質を知ること」。肌が敏感な方やアレルギー歴がある方は、事前のパッチテストを欠かさず行いましょう。施術者に体質や過去のトラブルについてしっかり伝えることも、リスク回避には欠かせません。
次に、サロン選びの基準を明確に持つことです。LEDまつエクを導入していること自体が魅力的に見えるかもしれませんが、重要なのはそれを「安全に提供できるだけの知識と技術があるかどうか」です。口コミサイトやSNSで施術の様子や評判を調べ、実際の利用者の声を参考にするとよいでしょう。
さらに、施術後のケアも大切です。まぶたが赤くなったり、かゆみが出たりした場合は無理に我慢せず、サロンに連絡し、医師の診察を受けるようにしましょう。症状が軽いうちに対応することで、深刻なトラブルになるのを未然に防ぐことができます。
まとめ:新技術だからこそ、正しい知識と選択が安心につながる
LEDまつエクは、最新の技術によって従来の施術では得られなかったメリットを多く備えています。短時間で仕上がり、持ちが良く、施術直後から生活に支障が出にくいという点は、多忙な現代人にとっては非常に魅力的です。
しかし、その一方で「LEDまつエク リスク」という観点を見逃してしまうと、後々後悔することになるかもしれません。皮膚や目に対する影響、アレルギーの可能性、技術的なトラブルや衛生面の課題など、細かい部分にまで気を配ることで、初めて安心して施術を楽しむことができます。
美容は健康の上に成り立つものであり、知識と慎重な選択がトラブルの予防につながります。ぜひ本記事を参考に、LEDまつエクのリスクを理解し、納得できる形で施術を受けられるようにしてください。
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