まつげエクステンションの世界でも、今注目を集めているのが「LEDマツエク」です。従来のまつエクと比べて、硬化が早く、アレルギーのリスクも抑えられるといった特徴があり、多くのサロンで導入が進んでいます。その中でも特に多い質問が「LEDマツエクは乾かす必要があるのか?」という疑問です。確かにLEDライトを当ててすぐに硬化する技術ですが、その後の扱い方や乾燥の管理に注意しないと、せっかくのマツエクが早く取れてしまったり、目元トラブルを引き起こしてしまうこともあります。今回はLEDマツエクにおける“乾かす”という行為について、正しい理解とケアのポイントを詳しく解説していきます。
LEDマツエクの基本と“乾かす”必要がないと言われる理由
LEDマツエクとは、特殊な光硬化型グルーと専用のLEDライトを用いて、瞬時に接着剤を硬化させる技術です。これまでのように空気中の水分と反応させて硬化させるタイプとは異なり、ライトを照射することでグルーが短時間で固まり、施術時間の短縮にもつながります。これにより、施術後すぐに洗顔や入浴ができるというメリットも注目されており、「LEDマツエク=乾かす必要なし」というイメージが広まっています。
たしかに、サロンでしっかりとLEDライトを当ててグルーを硬化させるため、物理的には“乾いている”状態になります。しかし、乾いている=すべてのケアが不要になるというわけではありません。まつげエクステというのは非常に繊細であり、わずかな湿気や摩擦、皮脂などの影響を受けてしまいます。つまり、LEDマツエクは「乾かす必要がない」とはいえ、「乾燥状態を保つ努力は必要」という認識が正しいのです。
表面は乾いても内部はどう?LEDライト照射による硬化の仕組み
LEDマツエクの特徴として、「表面がすぐ乾く」という印象がありますが、それはあくまでも“表面”に限られるケースもあります。LEDライトの照射によって、グルーの主成分が硬化反応を起こし接着されますが、光の届きにくい部分や、接着面がわずかにずれている部分では完全硬化までに時間がかかることもあります。特に地まつ毛の根元近くなどは光が届きにくいため、グルーの中までしっかり硬化するまでに少し時間がかかることもあるのです。
このような理由から、たとえ施術直後に乾いているように見えても、極端な湿度環境や摩擦、油分にさらされることで接着面に負担がかかり、マツエクの持ちが悪くなることがあります。ですから「LEDマツエクは乾かす必要がないから何をしても大丈夫」という考え方ではなく、「乾いている状態を保つための意識」が重要です。
施術直後の注意点と“乾かす”に準じた扱い方
LEDマツエクを装着した直後は、一見するとすぐに安定しているように感じます。しかし、どんなに早く硬化するグルーでも、接着部分にかかる物理的な負荷や湿気、皮脂汚れなどには注意が必要です。たとえば施術当日にサウナや長時間の入浴をすることはおすすめできません。蒸気や湿度の高い環境では、グルーの安定性に影響を与え、結果的にエクステが取れやすくなってしまうからです。
また、施術後すぐにドライヤーの熱風を目元に当てたり、目元をゴシゴシとこするような行為も避けるべきです。乾かす必要がないといっても、こうした刺激を与えるとせっかく硬化したグルーがダメージを受ける可能性があります。LEDマツエクにおいての“乾かす”という行為は、単に風を当てて乾かすというより、「余計な湿気や刺激から守る」行為として捉えるのがよいでしょう。
自宅での過ごし方と乾燥環境の維持がマツエクの持ちを左右する
LEDマツエクの良さを最大限に活かすためには、自宅での過ごし方が非常に重要です。乾かす必要がないというのは施術直後に限定された話であり、その後の環境によってはまつげに悪影響を与えてしまうこともあります。たとえば、毎日長時間お風呂に入る方や、湿度の高い洗面所でスチームをよく浴びるという方は、まつげ周辺の湿気が蓄積されやすくなり、グルーの接着力が低下する可能性があります。
このような環境では、まつげエクステのカールが落ちたり、接着部分が剥がれやすくなったりすることがあります。それを防ぐには、乾燥環境をある程度意識して整えることがポイントです。たとえば、バスタイム後には自然乾燥に任せるだけでなく、冷風モードのドライヤーでやさしくまつげ周辺を乾燥させてあげるのもひとつの方法です。ただし、風を直接当てすぎるとまつげがバラつく原因にもなるため、距離感と風量には注意が必要です。
洗顔やクレンジング時のポイント:乾いているからと油断しない
LEDマツエク後のクレンジングや洗顔についても「乾いているから大丈夫」と思い込まずに、丁寧なケアを意識する必要があります。特に注意したいのが「油分」です。LEDグルーは従来よりも安定性があるとはいえ、オイル系のクレンジングを使用するとグルーの接着力が徐々に落ちてしまい、エクステが早く外れる原因になります。
また、洗顔料の泡を目元にのせるときにもこすらず、優しく包み込むように洗うことが大切です。LEDマツエクは乾いているからといって、強い摩擦に耐えられるわけではありません。乾燥していても、繊細なエクステという点には変わりがないので、「乾いている=強く扱っても大丈夫」とは考えないようにしましょう。
よくある誤解とトラブル例:乾かさなくてもいいけど、無敵ではない
LEDマツエクに関してよくある誤解のひとつが、「乾かさなくてもいいからどんな環境でもOK」というものです。しかし実際には、乾燥している状態を維持する努力を怠ると、思ったより早く取れてしまったり、目元にかゆみや違和感が出てしまうケースもあります。特に夏場の高温多湿な時期や、汗をかきやすい体質の方などは注意が必要です。乾いていても、皮脂や汗がたまりやすい環境ではエクステの持ちが悪くなりがちです。
また、自宅でセルフでLEDマツエクをしようとする方も増えてきましたが、照射の仕方が適切でないとグルーが中途半端に硬化してしまい、接着不良や目元トラブルの原因となることもあります。乾く=完全硬化とは限らないことを忘れず、必ず信頼できるプロの施術を受けるようにしましょう。
LEDマツエクの乾燥管理は日々のケアがカギ
最終的に、LEDマツエクにおける“乾かす”という行為は、「施術中にLEDライトで固める」だけでは終わりません。日常生活の中で、湿度・皮脂・摩擦などのあらゆる外的要因からエクステを守る意識を持つことが大切です。朝起きたとき、洗顔のあと、バスタイムのあと、すべての場面でまつげを「丁寧に扱う」意識を持つことが、長持ちさせるための秘訣です。
また、まつげコーティング剤を定期的に塗ることで、グルーを保護する膜を作ることができ、乾燥を保ちやすくなります。特にLEDマツエクに対応した専用のコーティング剤を選ぶと、より高い効果が期待できます。こうした日々のケアが、乾いている状態を維持し、LEDマツエクの持ちを最大限に引き出すポイントです。
まとめ:乾かす必要がないからこそ、乾燥環境を守る意識が大切
LEDマツエクは確かに乾かす手間が少なく、すぐに生活に戻れる便利な技術ですが、それは「乾燥管理が不要」という意味ではありません。乾いた状態を守るためには、湿気・摩擦・油分からまつげを守る努力が不可欠です。LEDマツエクは確かに進化した技術ではありますが、その魅力を最大限に活かすには、利用者自身の正しい知識とケアの意識が必要です。これからLEDマツエクを検討している方も、すでに取り入れている方も、“乾かす”という言葉の本質を理解して、より長持ちする美しい目元を目指していきましょう。
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