マツエクはライトで固める時代？その理由とメリット・注意点をわかりやすく解説

2025年3月26日

最近のマツエクサロンでは、「ライトで固める」という施術方法を導入するところが増えてきました。従来のグルー（接着剤）を使った方法と比べてどう違うのか、なぜ注目されているのか、そして実際に施術を受ける際に気をつけたいポイントについて、一般の方にもわかりやすくお話ししていきます。この記事では、施術の仕組みから安全性、サロン選びのコツや日常のお手入れに至るまで、幅広く丁寧に解説していきます。

ライトで固めるマツエクとは？基本的な仕組み

「マツエクをライトで固める」というのは、まつげエクステを装着する際に、LEDやUVライトを使ってグルー（接着剤）を硬化させる施術法のことです。通常のグルーは空気中の水分と化学反応を起こして徐々に硬化しますが、光硬化型のグルーはその名の通り、光を当てることで瞬時に固まります。まるでネイルのジェルを固める時のように、照射した瞬間にしっかりとまつげに密着するため、従来よりもスピーディで安定した仕上がりが実現します。

この技術の背景には、従来の施術で多かった「施術後しばらく水に濡らせない」「湿度によって持ちが左右される」などの課題がありました。光硬化型であれば、その日のうちに入浴しても問題がなく、湿度や気温に関係なくグルーがしっかりと硬化します。まさに時代に合った進化型のマツエク施術といえるでしょう。

ライトで固めるマツエクのメリット

光硬化型のマツエクが人気を集める理由の一つは、施術時間が短くなることです。通常のグルーは数秒から数分かけて硬化し、施術中にも細心の注意を払う必要がありますが、ライト照射によるグルーは瞬時に固まるため、全体の施術がスムーズに進みます。とくに本数が多いボリュームラッシュなどでは、この時間短縮は利用者にとって大きな利点となります。

また、硬化が早いため装着時にエクステがズレたり取れたりするリスクが低くなり、仕上がりもより整った美しい形をキープしやすくなります。これによって、まつげ1本1本の仕上がりに差が出にくくなり、均一感のあるナチュラルな仕上がりを実現できるのです。

さらに、ライトで固めたマツエクは施術直後からグルーが安定しているため、施術後すぐに洗顔や入浴が可能という点でも利便性が高く、忙しい現代女性のライフスタイルにもぴったりです。仕事終わりにサロンに立ち寄って施術を受けても、そのまま帰宅して普段通りの生活ができるというのは、これまでのマツエクではなかなか難しかったことです。

光硬化グルーは安全？気になる成分とアレルギーのリスク

「ライトで固める」と聞くと、目元に光を当てることに抵抗を感じる方も少なくありません。特にUVライトを使う場合、「目に悪影響はないのか？」「皮膚に負担がかかるのでは？」といった不安が生まれるのも自然なことです。しかし実際の施術では、専用のアイシートや保護ゴーグルを用いて目を守る対策がとられており、直接的に光が目に入ることはありません。施術者も専門的なトレーニングを受けており、安全に配慮された方法で進められています。

ただし、どのようなグルーであっても化学成分が含まれる以上、アレルギー反応の可能性はゼロではありません。敏感肌の方や以前にまつげエクステでかぶれた経験のある方は、施術前に必ずパッチテストを受けることが重要です。光硬化型のグルーは一般的に刺激が少ないとされますが、成分によって個人差があります。また、信頼できるサロンであれば、使用しているグルーの成分表示や特徴を事前に説明してくれるはずですので、疑問点があれば遠慮せずに確認するようにしましょう。

サロン選びのポイント：ライト使用の技術力と設備に注目

「マツエクライトで固める」施術を受けるうえで最も大切なのは、技術力の高いサロンを選ぶことです。光硬化型グルーを扱うには、適切な照射距離・時間・角度など、細かいノウハウが必要とされます。これを誤ると、グルーの硬化不良による持ちの悪さや、皮膚への刺激の原因になりかねません。したがって、光硬化技術に習熟したスタッフがいるかどうかが、サロン選びの大きな判断基準になります。

また、使用している機器の安全性や衛生管理も重要です。施術用のライトにはUVとLEDの2種類があり、どちらを使用しているかによって肌への負担が異なります。LEDのほうが紫外線を含まないため、より肌にやさしいとされています。最新の機材を取り入れているか、定期的にメンテナンスされているかも確認したいポイントです。

口コミやレビューだけでなく、実際にカウンセリングを受けてスタッフの対応や設備の清潔さ、説明の丁寧さなどもチェックしましょう。中にはSNSで施術風景やビフォーアフターの写真を公開しているサロンもありますので、イメージをつかむ手助けになります。

ライトで固めるマツエクの持ちは？持続性とお手入れのコツ

せっかくきれいに仕上げたマツエクでも、すぐに取れてしまっては意味がありません。光硬化型のグルーは即座にしっかりと硬化するため、根本の密着力が高く、一般的には従来のマツエクよりも持ちが良いとされています。個人差はありますが、ナチュラルな仕上がりでも3〜4週間程度、美容液やケアを併用すればもっと長持ちすることも可能です。

ただし、日常のお手入れ次第でその持ちは大きく変わります。たとえば、洗顔時にまつげを強くこすってしまったり、オイル成分の入ったクレンジング剤を使ってしまうと、グルーの接着力が弱まる原因になります。ライトで固めたとしても、その上から物理的な力や油分が加わると剥がれやすくなってしまいます。

正しいお手入れとしては、目元をこすらないようにやさしく洗うこと、まつげ専用のブラシで整えること、寝るときにうつぶせにならないようにすることなどが挙げられます。また、リペアと呼ばれる部分的な付け直しを定期的に行えば、美しい仕上がりをキープしやすく、結果的にコストも抑えることができます。