「マツエクをつけたばかりなのに、もう数本取れてしまった」
「時間が経つとエクステの方向がバラバラになって、見た目が悪くなる」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。せっかく時間とお金をかけて綺麗にしたマツエクがすぐにダメになってしまうと、本当にがっかりしますよね。
実は、マツエクがすぐ取れる原因は主に3つに分けられます。
- 日々の扱い方(クレンジングや睡眠時の姿勢など)
- サロンの施術技術(グルーの量や装着位置など)
- ご自身のまつげの毛周期(生え変わりのタイミング)
ほとんどのトラブルは、この3つのいずれかが原因で起こります。自分の扱い方が悪いのか、それとも別の理由があるのかを知ることで、適切な対策を取ることができます。
この記事では、マツエクがすぐ取れる・バラバラになる原因を詳しく掘り下げ、美しい状態をできるだけ長くキープするための具体的な方法を解説します。
マツエクがすぐ取れる主な原因
マツエクが取れやすくなる最大の要因は、日常生活の中での「扱い方」にあります。エクステを接着しているグルー(接着剤)は特定の刺激に弱いため、知らず知らずのうちにダメージを与えている可能性があります。
オイルクレンジングの使用
マツエクの接着に使われる一般的なグルーは、油分に非常に弱いという特徴を持っています。そのため、市販のオイルクレンジングを使用すると、グルーが溶けたり分解されたりして、マツエクが根元からスルッと抜け落ちてしまいます。
メイクをしっかり落としたい気持ちはわかりますが、オイル成分がたっぷり含まれたクレンジング剤はマツエクの大敵です。「オイルフリー」や「マツエク対応」と明記されているクレンジングジェル、ウォータークレンジングを選ぶようにしましょう。
目をこする摩擦ダメージ
無意識のうちに目をこすってしまう癖がある方は要注意です。物理的な摩擦は、マツエクを根本から剥がしてしまう大きな原因となります。
花粉症の時期や、洗顔後、眠い時などに目を強くこすってしまうと、マツエクが取れるだけでなく、自まつげごと抜けてしまう危険性があります。目元にかゆみを感じた場合は、こするのではなく、綿棒などで優しく押さえる程度にとどめるか、目薬を使用して刺激を与えないように工夫してください。
うつ伏せ寝による圧迫
睡眠時の姿勢も、マツエクの持ちに大きく影響します。うつ伏せで寝てしまうと、枕やシーツにマツエクが長時間押し付けられる状態になります。
この圧迫によってマツエクの方向が曲がったり、摩擦で取れたりしてしまいます。また、横向きで寝る癖がある方も、下になっている方の目だけマツエクが早く取れやすい傾向があります。マツエクを長持ちさせるためには、できるだけ仰向けで寝ることを心がけましょう。
洗顔時の強い刺激
洗顔の際、シャワーを直接顔に当てたり、ゴシゴシと力強く洗ったりしていませんか?強い水圧や摩擦は、エクステに多大な負担をかけます。
洗顔時はたっぷりの泡を作り、泡のクッションで優しく撫でるように洗うのが基本です。すすぐ際も、手のひらにぬるま湯をためて、優しく顔にかけるようにして洗い流してください。
マツエクの方向がバラバラになる理由
「取れてはいないけれど、エクステがあっちこっちを向いてしまう」というのも、よくある悩みのひとつです。マツエクの方向がバラバラになったり、下がったりするのには明確な理由があります。
まつげの毛周期(生え変わり)
人間の髪の毛と同じように、まつげにも「毛周期」という生え変わりのサイクルがあります。成長期、退行期、休止期というサイクルを繰り返しており、まつげは1日に数本ずつ自然に抜け落ちています。
マツエクを付けた自まつげが伸びてくると、エクステの重心が徐々に毛先の方へ移動します。これにより、根元が不安定になり、方向がバラバラになったり、重みで下がったりするのです。これは自然な生理現象であるため、完全に防ぐことはできません。
エクステの重さや長さが合っていない
自まつげの太さや長さに対して、重すぎる(太すぎる・長すぎる)エクステを装着していると、自まつげがその重さに耐えきれず、方向がブレやすくなります。
特に、ボリュームを出したいからといって極太のエクステを選んだり、長すぎるデザインを希望したりすると、まつげが下がる原因になります。自まつげの健康状態に合わせた、適切な太さと長さのエクステを選ぶことが大切です。
装着角度の問題
これはサロン側の技術に関わる部分ですが、自まつげに対してエクステを正しい角度で装着できていない場合、時間が経つにつれてバラつきが目立つようになります。
人間のまつげは一本一本生えている方向が異なります。優秀なアイリストは、それぞれのまつげの生え癖を見極め、美しい扇状になるように角度を微調整しながら装着します。もし、数日で極端に方向がバラバラになる場合は、装着角度に問題があった可能性が考えられます。
技術的な問題で取れるケース
自分の扱い方には気をつけているのに、なぜかすぐに取れてしまう。そんな時は、サロンの施術技術や使用商材に原因があるかもしれません。
グルー(接着剤)の量のミス
エクステを接着するグルーの量が少なすぎると、十分な接着力が得られず、数日でポロポロと取れてしまいます。逆に、グルーの量が多すぎても、隣のまつげとくっついてしまったり、仕上がりが硬くなって違和感を感じたり、洗顔時のわずかな動きで根本から剥がれやすくなったりします。
適切な量のグルーを見極めるのは、アイリストの経験と技術が問われる重要なポイントです。
装着位置が遠すぎる・近すぎる
マツエクは、皮膚(まぶた)から約1〜1.5mmほど離した位置に装着するのが正しい基準です。
この距離が遠すぎると、根元が浮いた状態になり、少しの摩擦やブラシの引っかかりで取れやすくなります。さらに、見た目もすぐに伸びたようなだらしない印象になってしまいます。逆に近すぎると、まぶたにグルーが触れてチクチクした痛みやかゆみを引き起こし、結果として目をこすって取れてしまう原因になります。
乾燥不足(硬化時間の不足)
マツエクの施術直後は、グルーが完全に中まで乾ききっていません。表面が乾いているように見えても、内部まで完全に硬化する(固まる)には、通常24時間程度かかると言われています。
施術後すぐに顔を洗ったり、お風呂に入ったり、サウナやホットヨガなどで大量の汗をかいたりすると、グルーの強度が極端に落ち、マツエクがすぐに取れる原因になります。施術後最低でも5〜6時間は水に濡らさないようにするというルールは、絶対に守る必要があります。
マツエクを長持ちさせる方法
原因がわかったところで、次はマツエクを美しく長持ちさせるための具体的なケア方法をご紹介します。毎日の少しの工夫で、マツエクの寿命は劇的に変わります。
専用コーティング剤を使用する
マツエクの持ちを良くするために最もおすすめなのが、マツエク専用のコーティング剤を使用することです。
コーティング剤は、汗や皮脂、洗顔時の水分からグルーを保護するバリアの役割を果たします。また、寝ている間の摩擦からも守ってくれるため、朝晩の洗顔後にサッと塗るだけで、バラつきを防ぎ、きれいな方向をキープできます。美容液成分が配合されているものを選べば、自まつげのケアも同時に行えて一石二鳥です。
こまめなブラッシング
マツエクが絡まったり、方向がバラバラになるのを防ぐためには、スクリューブラシでのブラッシングが不可欠です。
髪の毛に寝癖がつくのと同じで、マツエクも寝起きや洗顔後には方向が乱れています。そのまま放置すると、変な癖がついて元に戻らなくなったり、絡まって無理に抜けてしまったりします。朝のメイク前や夜のお風呂上がりなど、マツエクが乾いている状態で、根元を避けて毛先を優しくとかしてあげましょう。
正しい洗顔とドライヤーでの乾燥
前述の通り、洗顔時は優しく泡で洗い、摩擦を与えないことが鉄則です。タオルで顔を拭く際も、ゴシゴシ拭くのではなく、タオルの繊維がエクステに引っかからないように、まぶたの上から優しく水分を吸い取るようにポンポンと押さえてください。
さらに効果的なのが、洗顔後にドライヤーの冷風を下から当てて、マツエクを素早く乾かすことです。水分が長く付着しているとグルーが劣化しやすくなるため、洗顔後はなるべく早く乾かし、ブラシで整えるのが長持ちの秘訣です。
リペアのタイミング
どんなに丁寧に扱っていても、毛周期やグルーの自然劣化により、マツエクは徐々に取れていきます。常に美しい状態を保つためには、適切なタイミングでの「リペア(付け足し)」が必要です。
一般的に、マツエクが一番綺麗な状態を保てるのは装着から2週間程度です。そのため、リペアの理想的なタイミングは「2〜3週間に1回」となります。
3週間を過ぎると、半分近くのエクステが取れたり、伸びて根元が浮いたりして、見た目のバラつきが顕著になります。全部オフして新しく付け直す(フル付け替え)のは1ヶ月〜1ヶ月半に1回程度にし、その間にリペアを挟むことで、まつげへの負担を減らしながら綺麗な目元を維持できます。
こんな時はサロンへ相談
基本的には時間とともに自然に取れていくマツエクですが、異常な取れ方をした場合や、目に違和感がある場合は、放置せずにすぐサロンへ相談してください。
1週間以内に半分以上取れる
施術から数日〜1週間以内に、全体の半分以上のエクステがパラパラと取れてしまった場合、あなたの扱い方ではなく、サロン側の技術(グルーの劣化、装着ミス)が原因である可能性が高いです。多くの優良サロンでは、1週間以内の不自然な脱落に対しては「無料お直し期間」を設けています。早めに連絡して状態を見てもらいましょう。
目が痛い・かゆい・充血している
マツエクを付けた後から、目がチクチク痛む、かゆみが止まらない、白目が充血しているといった症状が出た場合は、グルーに対するアレルギー反応か、エクステの根元がまぶたに刺さっている可能性があります。非常に危険ですので、無理に我慢せず、すぐにサロンでオフ(取り外し)をしてもらい、症状がひどい場合は眼科を受診してください。
向きが全部おかしい・まぶたに張り付いている
装着してすぐにエクステの向きがバラバラで視界に入ってきたり、エクステ同士や自まつげが数本束になってくっついていたりする場合も要注意です。また、まぶたの皮膚にグルーが直接張り付いているような違和感がある場合も、技術的な失敗と言えます。すぐに別の信頼できるサロンへ相談するか、施術したサロンにやり直しを求めましょう。
FAQ(よくある質問)
マツエクは何日で取れるのが普通ですか?
個人の毛周期や扱い方にもよりますが、通常は1日に3〜5本程度自然に抜け落ちます。そのため、3週間〜4週間程度で全体の半分から3分の2が取れていくのが一般的なペースです。
ばらつきはいつから出始めますか?
施術から約2週間が経過すると、自まつげが1〜2mm伸びてくるため、エクステの重心が変わり、少しずつ方向のばらつきが気になり始めます。この時期からこまめなブラッシングとコーティング剤でのケアがより重要になります。
取れやすい人の特徴はありますか?
元々の自まつげが極端に細い・短い方、ダメージを受けている方は、接着面積が少なくなるため取れやすい傾向があります。また、オイリー肌で目元に皮脂が出やすい方、汗をよくかくスポーツをする方、日常的に目をこする癖がある方は、通常よりもマツエクの持ちが悪くなりやすいです。
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