マツエクのカウンセリングで「本数はどうしますか?」と聞かれて、何本にすればいいかわからず困ったことはないでしょうか。80本・100本・120本・160本という数字が並んでいても、実際にどのくらいの差があるのかイメージしにくいという方は多いです。本数はマツエクのボリューム感を決める重要な要素であり、多すぎても少なすぎても理想の仕上がりから遠ざかってしまいます。この記事では、マツエクの本数の基本的な数え方から、本数別の仕上がりの違い、目の形やなりたいイメージ別のおすすめ本数、本数を増やすことのデメリットまで、本数選びに必要な知識をすべて解説します。
マツエクの本数とは(片目・両目の数え方)
マツエクの本数を正しく理解するためには、まず「本数の数え方」を知っておく必要があります。サロンによって表記の仕方が異なる場合があるため、予約前に確認することが大切です。
片目表記と両目表記の違い
マツエクの本数は「片目あたりの本数」で表記するサロンと「両目合計の本数」で表記するサロンがあります。多くのサロンでは片目あたりの本数で案内していますが、サイトや料金表の表記方法はサロンによって異なります。「100本コース」と書いてある場合、片目100本(両目合計200本)なのか、両目合計100本(片目50本)なのかを必ず確認しましょう。
一般的には片目あたりの本数で表記しているサロンが多く、「100本」と表記されていれば片目に100本、両目合計では200本のエクステを装着するという意味になります。本記事でも以降は片目あたりの本数で解説します。
自まつ毛の本数との関係
日本人の自まつ毛の平均本数は片目あたり約100〜150本とされています。この自まつ毛1本に対して1本のエクステを装着するのが基本のシングルエクステです。つまり100本のシングルエクステを装着するということは、片目の自まつ毛のうち100本にエクステを接着するということになります。
ボリュームラッシュやバインドロックの場合は、1本の自まつ毛に複数のエクステを装着するため、本数の表示の意味が変わってきます。ボリュームラッシュでは「80束(1束あたり2〜5本の極細エクステ)」という表記になることが多いです。サロンでの予約時にシングルなのかボリュームなのかを確認したうえで本数を決めるとスムーズです。
装着できる本数には上限がある
自まつ毛の状態によって装着できる本数の上限が変わります。自まつ毛が細くて弱い方や、本数が少ない方は、たくさんのエクステを装着しようとしても自まつ毛への負担が大きくなりすぎて対応できないことがあります。アイリストが施術前にまつ毛の状態を確認し、安全に装着できる本数の上限を判断するのはこのためです。「160本つけたい」と希望しても、自まつ毛の状態によっては断られることがあります。これは安全のための判断であり、適切な本数の選択が長期的なまつ毛の健康を守ることにつながります。
本数別の仕上がりイメージ比較
本数によって仕上がりのボリューム感と印象がどのように変わるかを具体的に比較します。同じカール・同じ長さでも本数が変わるだけで目元の印象は大きく異なります。
80本:ナチュラル・自まつ毛を整えたような仕上がり
80本は自まつ毛の自然な美しさを活かしたナチュラルな仕上がりです。エクステを足した感じが出にくく、「まつ毛がきれいに整っている」という印象になります。マツエクをしているとわからないほどの自然な仕上がりを求める方や、まつ毛が細くてエクステの負担を最小限にしたい方に向いています。
就活や職場など、派手な見た目を避けたい場面でも使いやすく、アイメイクと合わせることで印象を自由にコントロールしやすいのも特徴です。まつ毛育毛剤と並行してマツエクを楽しみたい方にも、まつ毛への負担が少ない80本は最適な選択です。
100本:スタンダード・最もバランスのよい本数
100本はマツエクで最も多く選ばれるスタンダードな本数です。適度なボリューム感があり、「マツエクをしているな」とわかる程度の変化が出ます。派手すぎず地味すぎないバランスのよさが魅力で、日常使いから特別な日まで幅広いシーンに対応できます。
初めてのマツエクでどの本数にすればいいか迷っている方は、まず100本から試してみることをおすすめします。仕上がりをみてから「もう少し増やしたい」「もう少し減らしたい」と調整していくのが、自分にとってのベストな本数を見つける近道です。自まつ毛がしっかりある方にとって100本は負担が少なく、持ちもよい安定した本数といえます。
120本:華やかさと日常のバランスを両立
120本になるとボリューム感がしっかりと出て、目元の印象が明らかに変わります。「マツエクをつけていてきれい」という印象が前面に出て、アイライナーやマスカラがなくても目元が十分に仕上がった状態になります。日常的に華やかな目元を楽しみたい方や、メイクの手間を減らしたい方に選ばれやすい本数です。
120本はナチュラルとゴージャスの中間に位置する本数で、幅広い方に満足度が高いとされています。自まつ毛の状態がしっかりしていれば問題なく装着できますが、細いまつ毛の方はフラットラッシュなど軽い毛質を選ぶことで負担を軽減できます。
140本:存在感のある目元・撮影やイベントにも映える
140本になるとかなり存在感があり、アイメイクをしなくても目元が完全に仕上がった状態になります。撮影・ブライダル・成人式・パーティーなど、特別なシーンで映える本数です。日常使いとしても「常に華やかな目元でいたい」という方には魅力的な選択肢ですが、自まつ毛への負担も増すため定期的なまつ毛の状態確認が必要です。
140本以上を希望する場合は、アイリストとの丁寧なカウンセリングを経て、自まつ毛の状態が対応できるかどうかを確認してから施術を受けることが重要です。
160本:ゴージャス・最大ボリューム
160本は最もボリュームがある仕上がりで、ドラマティックで圧倒的な目力を演出します。舞台・コスプレ・特別なイベントなど、目元を主役にしたいシーンで選ばれる本数です。日常的に160本を維持するには自まつ毛の健康管理が非常に重要になり、まつ毛美容液によるケアとサロンでの定期的な状態確認が欠かせません。自まつ毛の状態によっては装着できないと判断されることもあるため、事前カウンセリングが必須です。
目の形・好みのイメージ別おすすめ本数
本数は目の形やなりたいイメージに合わせて選ぶことで、より理想に近い仕上がりになります。以下を参考に自分に合った本数を探してみましょう。
一重まぶたの方
一重まぶたはエクステがまぶたに埋もれやすいため、少ない本数では変化が出にくいことがあります。100〜120本程度を目安にしてボリュームを確保することで、まぶたの上からでもエクステが見えるようになります。カールをDカールやLカールにすることと合わせて本数も確保することで、一重特有の「埋もれてしまう」問題を解決しやすくなります。
奥二重の方
奥二重も一重と同様にまぶたにエクステが埋もれやすい構造です。100本前後から始めて、物足りない場合は120本に増やすのがおすすめです。本数を増やすとともにカールをCカールからDカールに変えるとより効果的に目元が開いた印象になります。
二重の方
二重まぶたはエクステが見えやすく、80〜100本でも十分な変化を感じやすいです。ナチュラルな仕上がりを好む方は80本、ボリュームを出したい方は100〜120本がおすすめです。もともと目元の印象が出やすいため、本数は控えめにしてカールや長さで調整するほうがバランスよく仕上がることが多いです。
まつ毛が少ない・細い方
自まつ毛が少ない・細い方は、無理に本数を増やすと自まつ毛への負担が大きくなります。80〜100本の範囲でフラットラッシュやボリュームラッシュを選ぶことで、少ない本数でもボリューム感を演出できます。まつ毛育毛剤でまつ毛を強化しながら徐々に本数を増やしていくアプローチが、まつ毛の健康を守りながら理想のボリュームに近づく方法としておすすめです。
ナチュラルな仕上がりを求める方
80〜100本がおすすめです。カールをJカールかCカールに抑え、長さも9〜10mmにすることで、まつ毛が自然に整ったすっぴん風の仕上がりになります。職場や学校でバレたくない方・TPOを選ばず使いたい方に最適な本数です。
華やかさを求める方
120本以上がおすすめです。デザインによっては100本でも十分な華やかさが出ますが、確実にボリューム感を出したい場合は120〜140本を選ぶとよいでしょう。毛質をボリュームラッシュやバインドロックにすることで、同じ本数でもさらにリッチな仕上がりになります。
本数が多いほどいい?デメリットも解説
「本数が多ければ多いほどきれいに見える」と思いがちですが、必ずしもそうではありません。本数を増やすことにはデメリットも存在するため、バランスを考えた選択が重要です。
自まつ毛への負担が増す
本数が多いほど自まつ毛に接着するグルーの量と重さが増えます。自まつ毛が本来持っている強度を超えた負担がかかり続けると、まつ毛が細くなったり抜けやすくなったりすることがあります。特に自まつ毛が細い方や弱い方にとって、過剰な本数は長期的に自まつ毛にダメージを与えるリスクがあります。
まつ毛は一度ダメージを受けると回復に時間がかかります。長くマツエクを楽しみ続けるためには、自まつ毛の状態を守ることが最優先です。「今すぐ最大ボリュームにしたい」という気持ちより、「長くきれいなまつ毛を保ちながらマツエクを続けたい」という視点で本数を選ぶことをおすすめします。
施術時間が長くなる
本数が多いほど施術にかかる時間が長くなります。80本であれば60〜75分程度で済むことが多いですが、140〜160本になると120分以上かかるサロンもあります。仰向けで目を閉じたまま長時間過ごすことになるため、首や腰への負担も増します。ライフスタイルに合った施術時間を考慮したうえで本数を選ぶことも重要な視点です。
料金が高くなる
本数が増えるほど使用するエクステの量が増え、施術時間も長くなるため料金が上がります。20〜40本の差で1,000〜3,000円程度料金が変わることが多く、長期的に通い続けると年間のコスト差が大きくなります。予算に合った本数を選ぶことが、無理なく長く続けるためのポイントです。
不自然に見えることがある
自まつ毛のバランスに対して本数が多すぎると、不自然に見えることがあります。特に自まつ毛が細い・少ない方が本数だけを増やすと、重さでエクステが下がってきたり、間隔が詰まりすぎてごちゃごちゃした印象になったりすることがあります。本数は多ければよいのではなく、自まつ毛の状態とのバランスが整っているときに最も美しい仕上がりになります。
リペアのタイミングと本数の関係
マツエクは施術後の時間経過とともにエクステが取れていきます。リペア(付け足し)のタイミングと本数には密接な関係があり、理解しておくとサロンとのやり取りがスムーズになります。
取れていく本数のペース
マツエクはまつ毛のヘアサイクルに合わせて自まつ毛が抜けるとともにエクステも取れていきます。装着直後の本数を100本とすると、3週間後には60〜70本程度に減っているのが一般的なペースです。4週間を超えると半数以下になっているケースも多く、この時点でスカスカ感が目立つようになります。
取れる本数のペースには個人差があり、皮脂が多い方・汗をかきやすい方・まつ毛のヘアサイクルが短い方は早く取れる傾向があります。日々のケアを丁寧に行うことで取れるペースを遅らせ、きれいな状態をより長くキープすることができます。
リペアのベストタイミング
リペアのベストタイミングは残っている本数が60〜70本程度になった時点、つまり施術から3〜4週間後が目安です。残本数が多い状態でリペアをすると付け足す本数が少なくて済み、施術時間が短く料金も安くなります。逆に5週間以上空けてしまうと残本数がほとんどなくなり、実質的に新規施術と変わらない内容になってしまうためリペアの安さのメリットが活かせません。
来店サイクルと本数の最適化
月1回しかサロンに行けない方は、少し多めの本数(120本程度)からスタートすることで、4週間後に取れた状態でも80〜90本が残りきれいな状態をキープしやすくなります。3週間ペースで通える方は100本をキープしやすく、スタンダードな本数での運用が最もコスパよく続けられます。自分の来店サイクルに合わせた本数の設定をアイリストと相談することで、次の来店まで常にきれいな状態を保つ計画が立てやすくなります。
リペア時の本数調整
リペアのたびに本数を変えることも可能です。特別なイベントが近い場合は通常より多い本数にしておき、次のリペアで通常本数に戻すという使い方もできます。「今月は結婚式があるから120本にして、来月は仕事が忙しいから100本に戻す」という柔軟な本数管理ができるのもマツエクの魅力のひとつです。
よくある質問(何本から印象が変わる?平均は?)
Q. 何本から印象が変わったと感じますか?
個人差はありますが、多くの方が80本から100本に増やしたタイミングで「明らかに変わった」と感じます。80本はナチュラルすぎて変化を感じにくいという方も多く、100本が「マツエクをつけた実感が出る最低ライン」という感覚を持つ方が多いです。120本になるとほぼ全員が「ガラッと変わった」と実感するボリューム感が生まれます。
Q. 日本人がよく選ぶ平均的な本数はどれくらいですか?
多くのサロンのデータでは100〜120本が最も多く選ばれる本数帯とされています。100本がスタンダードとして定着していますが、近年は120本を選ぶ方も増えており、ボリューム志向が高まっている傾向があります。初めての方は100本から試す方が多く、リピーターになるにつれて自分に合った本数を見つけていくパターンが一般的です。
Q. まつ毛が少ないのに100本つけると不自然になりますか?
自まつ毛の本数が極端に少ない場合は100本全部に装着できないケースもあります。アイリストが施術前に自まつ毛の状態を確認し、安全に装着できる本数を提案してくれます。自まつ毛が少ない方には無理に100本にこだわらず、アイリストの提案する本数に従うことをおすすめします。少ない本数でもフラットラッシュやボリュームラッシュを使えば、本数以上のボリューム感を演出できます。
Q. 本数を増やすとどのくらい施術時間が長くなりますか?
おおよその目安として、80本で60〜70分、100本で75〜90分、120本で90〜105分、140本以上で105〜120分以上かかることが多いです。サロンやアイリストの技術スピードによっても変わりますが、20本増やすごとに15〜20分程度施術時間が延びると考えておくとよいでしょう。
Q. 本数を毎回変えることはできますか?
リペア時に本数を増減することは可能です。前回より多くしたい場合は追加分を足し、少なくしたい場合はそのまま本数が少ない状態でのリペアになります。大幅に本数を変えたい場合はフルオフしてから新たにつけ直すほうがきれいな仕上がりになります。リペア予約時に希望本数の変更を伝えておくと、アイリストが施術時間を適切に確保してくれます。
Q. 自まつ毛が弱くなってきた気がします。本数を減らしたほうがいいですか?
まつ毛が細くなった・抜けやすくなったと感じたら、本数を減らすかマツエクを一時的にお休みすることをおすすめします。まつ毛の状態が回復してから再開することで、長期的に健康なまつ毛でマツエクを楽しめます。まつ毛美容液でのケアを並行して行い、次回の施術時にアイリストにまつ毛の状態を相談してみましょう。
Q. 本数と長さはどちらを優先して選べばいいですか?
目的によって優先順位が変わります。ボリューム感・密度を出したいなら本数を優先してください。目を大きく・長く見せたいなら長さを優先するほうが効果的です。どちらかだけを極端に上げるより、本数と長さのバランスを整えることが自然で美しい仕上がりにつながります。迷ったときはアイリストに目的を伝えて、本数と長さの最適なバランスを提案してもらうのが最も確実です。
